不良男にご用心
そして、その言葉を最後に金髪は展望台から姿を消した。
「っていうか、またねって言ったってもう会うことはないと思うけど。」
というか、もう会いたくないんだけどね。
・・・あれ?そういえば、さっきは金髪の微笑みのせいであまり気付かなかったけど
よく考えてみたら、
「あいつ最後に私の名前を言ってたような・・。」
うん、確かに言ってた。
はっきり言ってた。
「・・なんで知ってんの?」
私言ってないよね?
そんな覚えないし・・・。