不良男にご用心


・・・今のは私に言ったのかな。

いや違う。きっと私以外に誰かいたんだ。

私が気付かなかっただけで。うん、そうだよ。


そうと分かれば帰ろう。



「ねぇ、聞いてる?」



「うぇ!?」



ちょ、急に後ろから声かけないでよ!


ん?後ろ・・?



「うわぁぁ!!?」



「・・うるさいんだけど。」



いつのまに後ろに!

気配がなかったよ、この金髪。







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