卒業まで
時間
何も進展が無いまま 一週間近く過ぎた。
時は速い。 知らないうちに 一月が終わってしまった
卒業まで 後何日だろう。
部屋のベットの上から カレンダーに目を向けた。
...と、カレンダーの隣の写真に目をやる。
「(まじまじ見たことも無かった)」
写真には小さな啓と 小さな私が映っていた。
思わず、ベットから立ち上がる。
「2ショット、後にも先にも無いかな...笑」
最近、私は可笑しい。
啓の事になると がっついてしまう。
啓が 学校を休んだだけで、何で休んだか理由が知りたくなる。
啓の事になると 大げさにリアクションしてしまう。
寝るときは...啓とデートしているところを 妄想(?)してしまう。
―あぁ、私の頭の中は 啓でいっぱいなのか。