卒業まで



今日は ギリギリで朝会に間に合ったので 沙耶とは喋っていなかった。



「おはよ、沙耶」



「おはよ!それより超大ニュース!!!」



沙耶が 鼻息を荒げる。 でも、興奮を抑えんばかりに



声が小さい。



「何??」



「お、落ち着いて....聞いて? はぁ、はぁ....」



息切れも続く。



「じらさないでよ」



「分かってるって...はあ、はぁはぁ......」




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