卒業まで




消臭剤の香りが プーン と鼻に入る。



「ァのさァ?? 何でそんナにキョドッてんの?」



「えッ」



まだマリンは せせら笑っている







「そんな事はいいの 何の用?」



腕を組んで ちょっと強がって見せる




「用事....聞きたィ?」



マリンの巻き髪が揺れる



薄暗いトイレの迫力に倍して マリンの迫力が凄い



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