【完】スマイリー☆症候群
ん……えっ!?
耳に飛び込んできた“ある言葉”に、私は信じられないほど驚く。
まさか瞬発的に脳が勝手に思考停止を判断したのだろうか、私はまだその言葉を理解出来ずにいる。
「白鳥って……あの白鳥だよね?」
「おう」
「私達の担任の……あの白鳥こと白取先生のことだよね?」
「うん」
私の問いに返ってきたのは、その事実を確かだと表すものばかりで。
……ちょっと待ってよ? つまりは――。
……っ!
この時、漸く私の脳はスキャンダルの全貌を理解したんだ。