【完】スマイリー☆症候群
「うん。いいよー」
「おう! 決まりだな!」
「あぁ」
そして、次々に賛成の声が募る。
私を含め全員の賛成を確認すると、私はこっそり安堵の溜息をついた。
どうにかこうにか、決めなければならない項目は、なんとか消化出来た私達。
こんな調子で、本当に修学旅行は無事に満喫出来るのだろうか。
なんて、膨らむ不安と心配。
……だけど。
私の心の中で、何故かどうしようもないくらい大きな期待とワクワク感が、時を刻むごとに増して私を支配していくんだ。