A VIRUS WARS








ある日の放課後だった。







俺は仕事があって早退したが忘れ物があり教室に行ったときだった。














「………………ハハハ」











教室の前に着いたとき中から笑い声が聞こえた。











あれ?まだみんないるんだ。












「まじうぜーよな。駿さ」












えっ………。


















俺?



















「本当だよな。最近ちょっと売れ始めて、女子にもてるようになったからってさ」








なんだよ。それ。











「史弥も嫌だろう。あいつのこと」
















史弥もいるの?







史弥なら俺を庇ってくれる。


少なくとも悪口は言わないと思っていた。









それが甘い考えだった。




「あぁ、めっちゃうぜーし。俺がいねーとなんも出来ねえ癖にさぁ。ちょっと前までは俺の方がもててたのにさ。調子乗ってるからあいつ」















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