伝えたい。君に。
俺らは今ベッドの上。
ふぅ…
彼女が体をすりよせてくる。
罪悪感を感じないとは思ったものの、やっぱちょっとはチクッと心が痛む。

「ねぇっ…お願いがあるの」彼女がいった。
彼女は俺の耳元で言った。
「本当の彼女になりたい…別れてっ…あたし、あなたに何もかも捧げるっ…。」
別れる…。

「わかったよ。
じゃあ…俺ん家行かないか?」
…もう、どうだって良い。

俺らは服を着せあい、家へと向かった。

愛なんて、くだらねぇんだよ。
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