俺様彼氏と甘いKiss..
───次の日───
「美亜ーっ!!起きなさーいっ」
リビングから響くお母さんの声。
もうしばらくは聞けないだろう。
「起きてるー!!今下行くーっ!!」
そう言って荷物を全部持って
リビングまで降りていった。
ガチャッ…─
ドアを開けると昨日とは全く
違う部屋のように思えた…。
何もない部屋…本当に何もない…
もぬけの殻とはこういうことを
言うのだろうか……寂しい空間…
「お母さんっ…!!」「ん??何??」
なぜか…急にすごく切なくなって
お母さんを呼んでしまった…。