ネモ的、SFファンタジー短編集
「ご苦労。お前たちも分かっただろう?軍に逆らうというコトが、どういうコトか?これに懲りたら、今後余計な真似はしないことだな。」
それだけを口にすると、サクラは去っていく・・・。
娘を置き去りにして・・・。
血だらけになった、娘を足元において・・・・・・・・・。
「菜々!」
サクラが立ち去った家の中、真っ先に彼女に駆け寄ったのは、キラだった。
エンジン音が遠くで聞こえる。
ギアも一緒に去ったようだ。
追いかけたいが、それよりも先にすべきことがあった。