ネモ的、SFファンタジー短編集

「かい・・・・と・・・・・ギア・・・・・たのし・・・・かった・・・・・また・・・・・・・のせ・・・・て・・・・ほし・・・・かった・・・・んだ・・・・・。」


 遺言なんて、聞かない。


 遺言なんかにさせるものか!


「キラ、心臓押さえろ!」


「やってるよ!!」


 両手で、必死に出血を抑える。


 それでもまだ、血があふれ出てきて、海人も手伝ったが、血は止まることはない・・・。


 もう、両手どころか、服も顔も血まみれだが、そんなこと気になるものか。


「キラ・・・・・の・・・・・・・りょう・・・り・・・・おいし・・・かった・・・・・・・。」


 言うな。


 これ以上は、何も言うな!


 お願いだから・・・・黙っていてくれ!


「・・・・える・・・・しゃ・・・んく・・・・を・・・たすけて・・・・あげ・・・て・・・ね・・・。」


 それが・・・・・・・・・・


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