ネモ的、SFファンタジー短編集
「幸せだったのかな?」
キラの質問。
「さあね?」
アルクがそれに答える。
確かにそんなこと、本人でなければ分かるはずがない。
でも、出来ることなら、せめて・・・せめて俺たちと過ごした数週間は幸せであって欲しい。
・・・・・・・だけど・・・それも傲慢な願いだな・・・・・。
「・・・・・・・・・冷えてきたな・・・」
風が吹く。
日もすっかり暮れて、あたり一面真っ暗だ
「そろそろ帰るか・・・。」
アルクが振り返り、帰路に足を向ける。
「そうだね。」
キラもそれに同意する。
同じように振り向くキラ。
二人が歩き出す。
海人もすぐに後を追わねばならない。
だから・・・。
「それじゃあ・・・またな・・・・・」
海人は、最後に三人に挨拶をした。
仲間だった菫に・・・
宿敵だった鈴蘭に・・・
キラの質問。
「さあね?」
アルクがそれに答える。
確かにそんなこと、本人でなければ分かるはずがない。
でも、出来ることなら、せめて・・・せめて俺たちと過ごした数週間は幸せであって欲しい。
・・・・・・・だけど・・・それも傲慢な願いだな・・・・・。
「・・・・・・・・・冷えてきたな・・・」
風が吹く。
日もすっかり暮れて、あたり一面真っ暗だ
「そろそろ帰るか・・・。」
アルクが振り返り、帰路に足を向ける。
「そうだね。」
キラもそれに同意する。
同じように振り向くキラ。
二人が歩き出す。
海人もすぐに後を追わねばならない。
だから・・・。
「それじゃあ・・・またな・・・・・」
海人は、最後に三人に挨拶をした。
仲間だった菫に・・・
宿敵だった鈴蘭に・・・