ネモ的、SFファンタジー短編集

「ぬわっと!」


 紙一重で避けたのは偶然。


「チッ・・・外したか・・・」


 その表情は、本気で悔しそう。
 

「お前、殺すきか?」


「ワタシ、コロスケさ!」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「・・・・・・・・死神じゃなかったの?」


「はっ、しまった。思わず敵の誘導尋問に引っかかった。」


 いや、どこに『誘導』があったのか、そこをまず説明してくれ。


「おのれ、さらにやるようになったな。ガン●ム」


 ・・・・・・・だから、お前は結局何者なんだよ。


「・・・・あんたさ・・・死神とか言う時点に、まず日本人だろう?」


 しかも、かなりアッチ系・・・。


 もはや、読者置いてきぼりにして何をいいだしているんだ。


「なにを言うか、私は立派な死神さ!天界も地獄もジャパニメーションに注目しているのは、聖書にも載ってる事実だぜ!」


 ・・・・・・・・・・・・・・・・お前、まずその発言にしたいして、キリストにあやまれ。


「ちなみに、最近のサタン様のお気に入りは、電脳コ●ルね・・・さすが、国営放送は、税金使ってるだけあって、民法では作れないいい仕事するわぁ~」


 うわぁを・・・魔王様、何を見ていらっしゃるの?


「あ、ちなみに、うちらは人間じゃないから、料金払ってないわよ、もちろん!」


 うわぁ・・・しかも、堂々と滞納税宣言。


< 30 / 187 >

この作品をシェア

pagetop