ネモ的、SFファンタジー短編集
ギア・ドール2
序章(前作とまったく、同じ内容です)
この世界の歴史を知るものは、もはやこの世界にはいない。
今から200年以上も昔に地上で起きた最後の戦争。
これを機に、人類は一度滅びさったのだ。
地上は死の土地となり、草木も生えず、生き物すら生きていけない環境になった。
奇跡的に生き残ったわずかな人類は、その希望を宇宙ではなく、海底に託した。
その理由は、未だ良く分かっていないが、どうやら宇宙に上がるだけのエネルギーがなかったというのが、今の一番有力な説である。
そして、今から208年前。朧新月元年。
私たちが今住んでいる、海底ドームが完成する。
初期の海底ドーム内の人口は、わずか2000万人。
戦前の人口が60億人だったところから、地上でどれだけの被害が出たのか、容易に想像がつく。
しかし・・・どこに住もうと、人間の愚業は変わらない・・・・。
今から200年以上も昔に地上で起きた最後の戦争。
これを機に、人類は一度滅びさったのだ。
地上は死の土地となり、草木も生えず、生き物すら生きていけない環境になった。
奇跡的に生き残ったわずかな人類は、その希望を宇宙ではなく、海底に託した。
その理由は、未だ良く分かっていないが、どうやら宇宙に上がるだけのエネルギーがなかったというのが、今の一番有力な説である。
そして、今から208年前。朧新月元年。
私たちが今住んでいる、海底ドームが完成する。
初期の海底ドーム内の人口は、わずか2000万人。
戦前の人口が60億人だったところから、地上でどれだけの被害が出たのか、容易に想像がつく。
しかし・・・どこに住もうと、人間の愚業は変わらない・・・・。