あ い た く



「おすすめある?」



それに眼を引くシャンパンゴールドの髪をしているからだった




「そうだね、今の季節だとやっぱりチューリップかね


今は変わった形のとかあるからどうだい」



「…だって

どうする凛湖?」



キョウと呼ばれているカレが振り返った先には


腰まで伸びたマロンブラウンの髪を揺らして微笑む女性




「コレにする」



多恵さんが持っているチューリップを指差してあどけなく笑う



「凛湖ちゃん一緒だったのかい

久しぶりだね~体大丈夫かい?」




< 17 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop