あ い た く
「仕事中にオンナ口説くなよ」
茶化すようにニヤニヤしながら口を挟む
口説くって…
頬が熱くなるのを感じながら、カレの言葉を待った
「違いますよ、結依ちゃん宛てに荷物届いているんですよ」
あ、なるほど…
熱くなった頬を手で隠しながら
「19時には終わりますよ」
「そっか、じゃ最後に回っていくね」
「はい、お願いします」
小さく会釈してカレの顔に視線を向けるとミントグリーンの瞳が優しく微笑んだ
視線逸らせないよ―――
カレのミントグリーンの瞳は不思議な魅力があって
視線を逸らす事が出来なくなる