あ い た く
流生さんは優しく微笑んであたしの伝った涙を指先で払う
「よし、じゃ行くよ」
慣れた手つきでエンジンを掛け獣医まで走ってく――――
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「大丈夫ですよ、消化不良ですね」
いつも見てもらっている先生がにっこりと微笑む
「ほ…ホントですか?
よかったぁ」
ホワイトとブルーを基調とした部屋に安堵のため息が零れた
「結依ちゃんよかったね」
ここまでつれて来てもらった流生さんがあたしの頭を"ぽんぽん"と撫でる
「はい」