あ い た く

流生さんの手から甘い痛みを与えられる



「……ひゃっ」


思わず瞳を開けてしまった


その瞬間、ミントグリーンの冷たい視線が投げ掛けられている



「怖…ぃ…」


あたしの唇から本心が零れ落ちる


流生さんはあたしを見ていない



冷たい瞳を感じながら進む行為



「い…痛ぁあ!!」



躰を引き裂くような痛みに眼を見開いて天井を仰いだ



「……」


「…いっ」



息も出来ないぐらい痛みにただ耐えるしかなかった



「結依…ちゃん」



零された言葉に自然と視線が絡む


驚いた様な顔をしてわたしを見下ろす


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