あ い た く


きっと何か気付いたのか


流生さんは困った顔をして"俺を見て?"と囁く


でも次の瞬間"じゃないと…何も考えられなくさせちゃうよ?"と妖しく微笑み



深く攻め立てる



次第に遠のく意識の中


不意に流生さんの声が聞こえた…




"やっと見つけたよ…"

"蓮"



流生さん泣いているの?


腕を伸ばしてカレの涙に触れようとしたけれど


触れることはなく、そのままベッドに沈んでいった――――


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