きっと、救えるよね。。
そして、兄と父は病室で数分二人になった。

すると、父が兄にこう言っていたとのことでした。

先生は、どんな話を家族にしていたんや?

どんな説明やったんや?

など、兄に尋ねていたそうです。

兄は、隠すのも辛く、この場をどうやって越えたらよいのか。

かなり同様しそうになったらしく、大切な父に嘘をつき、隠し通すなんて。どうすることが一番よいのか?辛かったようです。

父には本当のことを言えないまま、何とか病室へと出て来た兄は、私には、俺あかん。おとんが色々聞いてくる。お前なら大丈夫やろ!
少し傍に居てやってくれ。
わかった。おとんが疲れない程度に。

おとん。どない?皆、飲み物飲みに行ったりしてるわ。
しんどいか?熱があるらしいね。あんまり無理して会話せんでいいよ。

息がしにくいなら、酸素ボンベしてもらう?

辛かったら言ってよ。

明日、朝からまた来るからね。

皆が泊まってしまったら、父は、きっと感じとってしまうから。来も使うだろうから、母だけが残ることになった。

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