【短編】無関心な彼女
私は、誰だと思い上を向いた。


......克巳。


なに?


めっちゃ、睨まれてる?


私の口から手を離すと言った。


「ここで、そんな話するな。」


なんか怒ってる?


なぜ?



「なにが?」


わからないよ。


「.......。」


克巳は、なんか顔が赤くなっていった。


「美都ちゃん。
男子がね。
下着の件あたりから聞き耳立てて聞いてたわけよ。
それで、美都ちゃんの胸のサイズの話でしょ。」



克巳たちと話をしていた女の子が説明してくれた。


けど、私は、言ってる意味がわからなくて首を傾げた。


私の胸のサイズなんて気になるのかな?


だって、そりゃちょっと大きいよ。


Eだし。


けど、このぐらいの子って結構いるよね?


「克巳くんって、意外だね。
けど、美都は理解してないからがんばって。」


なぜか、泉は嬉しそうだし。


なんで?


「美都、ちょっと。」


私は、克巳に引きずられるように教室を出た。
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