君に.....
story15.わかってない?
次の日。
「そっか〜よかったねぇ!!」
「まあ、ただそれだけなんだけど」
「ほんと!あんたたちはもっと、ドーンっと進展ないの?」
昼休み、学食で広美と昨日のことを話してたら、隣に里紗姉が座って話に入ってきた。
「え?!な、な、何!」
「何って古澤と美波のことでしょ?せっかく同じクラスにしてあげたんだから、今年中にはゲットしないと!」
「え?藤ちゃんが同じクラスにしてくれたの??」
「そっ!!あたしやっぱ優しいわ〜」
まあそれは嬉しいんだけど、
なんであたしが古澤のこと好きなこと、里紗姉が知ってるんだろ…?