君に.....
…………あ、チャイム鳴った。
もうHR終わったかな…
りさ姉ごめん(笑)
あたしは、あれから授業をサボって
校舎の裏にいる。
陰になってて涼しい。
「美波!」
顔をあげると、りさ姉とひろがいた。
「あんたら二人はまったく…
球技大会の練習やってるから
気がむいたら行きなさいよ」
そういうと職員室に戻った。
………二人?
「美波。何があったの?」
ひろは、あたしの隣に座って聞いた。
「そっか」
一通り話すと、広美はためいきをついた。
「あのね、美波。あたしは、
美波のおかげで、亮と付きあえた
って思ってる。今の美波は、
マイナス思考すぎ。古澤は
美波のこと迷惑だなんて思って
ないよ。本人が言ってたんだもん」