君に.....




「話できなくなるのは、
 古澤だって嫌なんだよ?
 美波だって本当は嫌でしょ?」


あたしはうなずいた。

すると広美はあたしの頭を
なでながら言った。


「古澤に話すこと出来たね」



広美は帰ろっかと言ってあたしの
かばんをわたした。


「ありがとう」


「も〜っ美波泣かないの!
 今日は体育館使えないから球技大会
 の練習しないし、アイス買って帰ろ」




広美、本当にありがとう













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