君に.....





一週間後。


この一週間長いし、つまんないし、
なりより気まずかった。


放課後、忘れ物をしたあたしは、
教室にとりに帰った。



「……あ」



窓から外をみるとバスケ部がみえた。

1年のとき、みんなでバスケしたなぁ。


やっぱり、あたしの思い出は、
古澤ばっかりだ……


今日は古澤と話せなかったけど、
明日は話そう。


そうおもって、ドアの方へ行くと…


「……え」



古澤がドアにもたれていた。


「あのさ」


少しの沈黙のあと、古澤が向こうを
むいたまま話しだした。


「俺、迷惑って思ったことないよ」


古澤はちょっと教室に入って
あたしの前にきた。


「けど、藤嶋が迷惑だって言うなら
 なるべく話さないようにする」










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