君に.....





「もしもし??……うん。
 ……わかった」



あ―めんどくさいっ!


ぷちっ



「親?」


「妹」


「いいの?」



あたしは、軽くうなずいた。


「美波ンち、5人兄弟なのね。
 妹2人と弟2人で」


「へぇ〜」


「まだ、3人は小学生でさ。
 1番下の妹なんか幼稚園だからね」


「すげぇはなれてんな」


「でしょ!…ここだけの話ね。
 お父さん、社長でね、
 会社命!な、人だから、
 時々家に帰るって感じなの。
 お母さんも、出張とか
 あるときは帰らないし。」


「…うん」


「美波が、あのコたちの
 親みたいなもんなの!」











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