君に.....






「あたしねー…中学のとき
 散々、チビチビって言われ
 てたの。チビにバスケは
 無理だって」


「……うん」


「だから、そのコ見返そうと
 思ってさ」


「うん」


「キャプテンだよ!……
 関係ないんだよ、身長なんて」


「すごいな…俺そこまで、
 真剣に頑張ったことないかも」




古澤は、夕焼けをみながら
つぶやいた。



「絶対、優勝しような!」



「うん!」

















< 56 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop