君に.....
「べつに何も…あたし行くね」
???
なんかテンションさがった?
「ねぇ!」
神崎は藤嶋をよびとめた。すんごいかなしいような目をしてふりかえった藤嶋。
こんな顔初めてみた。
「あたしたち、リレーもライバルだね!」
「リレーも!ね…」
「も」を強調して、またむこうへ行った。
ほかにもなにか??
「翔太」
神崎もクラスにもどり、次は葉山がきた。
葉山は亮と同じくらい、俺にとってなんでも言える親友だ。
「昨日のこと気にすんな。あいつも俺にはなんとも思ってない」
「うん…大丈夫!んなこといちいち気にしてられっか!」