君に.....




「べつに何も…あたし行くね」



???
なんかテンションさがった?


「ねぇ!」


神崎は藤嶋をよびとめた。すんごいかなしいような目をしてふりかえった藤嶋。
こんな顔初めてみた。


「あたしたち、リレーもライバルだね!」


「リレーも!ね…」



「も」を強調して、またむこうへ行った。
ほかにもなにか??


「翔太」



神崎もクラスにもどり、次は葉山がきた。


葉山は亮と同じくらい、俺にとってなんでも言える親友だ。


「昨日のこと気にすんな。あいつも俺にはなんとも思ってない」


「うん…大丈夫!んなこといちいち気にしてられっか!」













< 80 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop