君に.....





古澤はどこか嬉しそうに、少し照れながらこたえた。


「あ、今のあいつには言うなよ?なんか上から目線だし!」


「うん…あのさ、あたしのこと、なんか言ってた?リレーのとき…」


「あ、こけたとき?何も言ってないよ。こけた自分が悪いって」



言ってるんじゃん。
ほんと、素直なコ。



「あ、亮!!じゃあな」



くつばこのとこへ行こうとする古澤。

やっぱり結果はわかってる。
だけど…最後にちゃんと言いたい。



「待って!!」


「ん?」


「あたし、古澤が好き!」



そんなぽかんとしないでよ(笑)


「俺…好きなコいるんだ」


「知ってる。みてたらわかる。」


「えっ!///」





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