君に.....
「藤嶋!大丈夫か?!」
あたしはしばらく走って、倒れるように地面にしゃがんだ。
「大丈夫…。多分、あの公園にいると思うから」
そういって、また二人で走った。
「ここ!!」
やっぱり……。
ここは、びしょびしょになってブランコに座っていた。
「お姉ちゃん!!」
「も〜!ここの馬鹿!!」
あたしがここを抱きしめると、安心したのか急に泣きだした。
泣きたいのはこっちだって(笑)
「古澤にもありがとう言ってね?一緒に捜してくれたんだからさ!」