must not love-してはならない恋-
「樹里??」
「ふぇっ?!」
突然広夢に呼ばれて変な声が出た。
恥ずかしいっ!!
「プッ。何ボーっとしてんの。」
「えっ?!・・・と。」
広夢の事、なんて言えないし・・・
「なんで広夢が居るのかなって。」
「え??」
あっ、あたしのバカっ(汗
広夢は昨日泊まりに来たでしょ?!
だから居るのっ!!
って自分に突っ込む。
「樹里、まだ寝ぼけてるだろ。目、覚ましてあげるから、こっちおいで??」
「うん・・・//」
近付くと広夢にグッと引き寄せられたら。
「おはよ。樹里。」
「ん・・・っ。」
ちょこっと長い、優しいキス。
恥ずかしい〜っ///
「起きたか??」
「うん・・・///・・・あれ??」
あたしは指に違和感を感じて指を見る。
「えっ・・・!!」
あたしの目には信じられないものが写ってた。
「指・・・輪・・・??どうして・・・。」
あたしの指には、リングがねじれてある、シルバーのお洒落な指輪・・・。
指輪には“You forever love”の文字。
“あなたを永久に愛する”
「樹里、気に入らなかったか??」
あたしが指輪を見つめていると、広夢が心配そうに聞いてきた。