LoverS -ラヴァーズ-
『サキは何歳なんだ?』
書類を片付け終わり
椅子に座りながらサキを見て言った
まさか、中学生とかっていうオチはないよな‥
高校生か?
いや‥学生だったら余程校則が緩くないと
あのサキの派手さは許されないだろ。
違うっぽいな。
『何歳だと思う?』
サキがゴミ袋を置き
俺に近づき
隣の椅子に座り
俺の方へと向いた
透き通った目が潤みを帯びながら
俺を見つめる
頬杖をつき余裕を含んだサキの表情は
大人の女に
いや、俺よりも年上にさえ見えた