LoverS -ラヴァーズ-


『メグミ‥』

思わず呟いてしまう名前はサキにはきっと届いただろう。


わかっているんだ‥
目の前にいるのがサキの事を。


でも、その姿が俺を惑わす


『私はサキだよ~』
そう笑って言いながら俺の腕を引っ張り
リビングへと向かった


未だにサキを凝視しても
なぜサキがこんな事をしたか分からない

サキが分からない。


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