LoverS -ラヴァーズ-


でも何で分かるのだろうと考え込んだ俺に


細く色白の腕が腰に回された

目が合ったかと思うと
いきなり目を逸らし

サキは背伸びをし、耳に一言囁いた


『私が純の゛メグミ″になってあげる』

ただ一言と熱い吐息を纏うキスを耳に残した‥-


そして、この日から
俺はサキを追い出せなくなった。


< 49 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop