crimson...
コツコツ…
私のハイヒールの音が暗闇の中響き渡る…
今通ってるのは裏道り
「君~こんな所にいたら危ないよぉ」
ニヤニヤした男が五人私に向かって歩いてくる。
「うわっ髪の毛真っ赤だぁ地毛??」
男が1人私の髪に馴れ馴れしく触る。
「わっこの子学生じゃん!!」
「まじでっそれにしては良いスタイルしてんじゃん♪」
舐めるように私の体をみる…………
―気持ち悪い……―
―殺してしまおうか―…
黒いバックから拳銃を出そうとすると……
「…!ルナちゃん」
―あ…―
『ボス………』
「ちっ彼氏連れかよ…」
そう言うと男達はどっかに行った…
「……ルナちゃんバックに戻しなさい…命令してないよ……。」
私はボスからそう言われバックに拳銃をしまう。
「良い子だね…」
私の頭を優しくなでる…
「…ルナ………」
―そう…
ルナは私の名前…
八神 ルナ 〝本当〟の名前ではないけどこの名前が好きだ………
ボスが私につけてくれた名前………