虚構
薬がきれはじめた

「おいっ!!酒が足んないぞ」

またうるさい蟲が喚いている

うるさい…うるさい

うるさいうるさい
うるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいッ…!!


「うるせーんだよ!!くそがっ」

私の反撃に男は一瞬、驚いた顔をした



「何だ!その態度はっ!!誰が今まで育てたと思ってんだっ」

「少なくともてめーじゃねーよ」

私の言葉にぶちギレた男は私の上にのってきた

「その生意気な口ッ!!」

容赦なく男は私の頬を殴った

< 6 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop