虚構
不意に男は殴るのをやめ

「反省したか」

血まみれになった私の顔

それでも今は
薬が切れた不快感でいっぱいで痛みも何もかんじてなかった

「おいっ!!どうなんだよ」

私は応える代わりにニヤリと笑った
その笑みを見た男の顔は恐怖に染まっていた

超ウケた
所詮この男は弱いのだ
私の方がよっぽど強い

何故かそんな自信が沸いてきて
思いっきし男の顔を殴った

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