パンドラの箱



4番、7番、20番の人が立ち上がり
理科室へ行った。

数分後、
ライターを持って戻ってきた3人は
美知子を椅子にロープで縛り、
ライターの火を灯した。



小さく灯った火を
震えながら美知子は目を離せずにいる。

そして
段々と美知子と火との距離は縮まり、
右腕,左腕,右手からジュッと音がし始めた。


ジュ―――

「いやあぁぁあ!ああぁぁ!!」


何とも言えない痛みに
美知子は大きく悲鳴を上げた。

その悲鳴を笑う、クラスメート。



             
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