パンドラの箱


3人目の魔王が

「11番、28番、40番が
 美知子をカッターで切る」と言った。


ここまでに
焼いたり、刺したりしてきた。
もうすでに
美知子の肌はぼろぼろだ。

その肌に
何本もの線が腕や顔に刻まれていく。


美知子は放心状態で
悲鳴すら上げなかった。

そろそろやばいと思ったのだろう。
一人の男子が口を開いた。



「なぁ!もう、今日は止めようぜ?」

「何だよ!今いい所なのに」


             
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