パンドラの箱
小学生から
この生活は続いている。
でも、
寂しいと思ったことはない。
だって
お母さんは
あたしのために頑張ってくれてるから。
今のあたしがいるのは
お母さんのお陰。
お母さんがいたから
あたしは高校まで入れた。
二階に行くと
ベッドの横の床に
横向きに寝転がった。
あたしはベッドの隙間から見える、
向こう側が好きで
いつもぼーっ、と
向こう側の景色を見るんだ。
すると
向こう側にいるはずもない、
人の足が見えた。