パンドラの箱




はぁ..よかった…。


ほっとしたとき、
一瞬にして




『見つけるの遅いよ』


「ひっ!!」



花畑が同じ顔をした、
何人もの男の子に変わっていた。
わたしは
男の子に囲まれていたんだ。




  ・・
「僕たちはずっと、
 お姉ちゃんの君の周りにいたのに。
 見付けられなかったから
 お姉ちゃん、×ゲームね」


何人もの男の子が
口を合わせていう。



逃げようとするが
逃げ道がない。

わたしはその場で
じっとするしかなかった。



             
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