いちごミルクの恋

その時だった

「田巻―――!!」

と俺を呼ぶ声がした
名字で呼ぶのは先公だけだ
俺は声のするほうを睨んだ

だけど予想とは反して
声の主は、ダチの陽太だった

「なんだよ てめえか!!
先公かと思ったぢゃね‐か。」

「相変わらず怖いねぇ、愁ちゃん」

「うっせ‐よ!!つかなんの用だ」

「帰らないのぉ??」

「あっ…わりぃ」

帰る準備をしている時
奈緒と綾海の声が聞こえた

「奈緒??どおしてブリッ仔
しようって思ったの??」

俺は理由を知りたくて
わざと準備する手をスローにした

「ん‐…男ってツンツンしてる女
嫌いだとおもったから」

「えっ…それだけ??」

「うん……"ありがとお"
とかいって甘えてたら
仕事やってくれんぢゃん??」

「奈緒は元から可愛いから
なんでもできちゃうんだよ」

「可愛いかね‐し」

そんな理由かよ
男使うためにかよ
おもしれ‐ぢゃん
ぜって‐みんなの前で
正体暴いてやる
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