―sea―
入学式も終わり、私は玲を初音と絢斗に紹介していた。

。。。絢斗に紹介するのはしょうがなくだょ!しょうがなく!
「こっちが初音。で、これが絢斗」

「よろしく♪」
「(^w^)」


「あーもぉ帰りたいぃ(-"-;)」
「れいもぉ(-"-;)」

あたしと玲は、机に座りながらグダグダと言う。

今は帰りのHR待ちの時間。
始まるまで、まだ20分はある。

「じゃ、帰る?」
「え、絢斗まぢ?」
「超まじ。だって美音も玲も帰りたいんだろ?」

「「ぅん♪」」

あたしと玲は声を揃えて頷く。
「よし。みんなで帰っちゃおぅ!」

絢斗がハイテンションでグーを天井に突き上げる。

「「おぅ!!♪」」

「はぁ?まぢ?!」

あたしと玲も絢斗と同じように手を突き上げる。

初音だけは呆れたように、椅子に座っていた。
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