―sea―
あれ...?
結局、あれから私たちは学校を出て、みんなでプリクラを撮ってクレープを食べて遊んだ。
まぁ...次の日、榊先生にすっごい勢いで怒られたけど(笑)
そして、高校生初めての日曜日。私は玲とゲーセンでプリクラを撮っていた。
¨高校初友だち☆¨
プリクラを、いろんなペンでデコって、私達はマックにきていた。
「美音さぁ、見かけによらず、あんましギャル系じゃないんだね!」
「なにそれ(笑)」
「だってさぁ、美音髪赤いし、ピアスジャラジャラだし...メイクだってバッチリじゃん?」
まぁ...ぶっちゃけ私は校則無視だ。カーディガンは学校指定のじゃなくてピンクのだし、リボンだって学校のじゃなくて自分で買った可愛いやつ。
「玲だってそうじゃん(笑)つか、むしろ玲の方がびっくりだゎ!!」
「なんで?」
玲はマックシェイクをのみながら聞く。
「声かけられた時、軽くビビったから!(笑)」
「アハハハッウケる(笑)つかさぁ、相談、いい?」
「ん?いいょ」
チーズバーガーを食べながら玲を見る。
「美音、絢斗くんと付き合ってる...?」
「ぶっ!ないない!!」
あぶねー。チーズバーガー出るとこだった。
「じゃあさ...お願いっ協力して!!!!」
玲は両手を合わせて言う。
「絢斗の事好きなの?!」
「うん...////」
まぢ?!
玲は恥ずかしそうに顔を赤らめて、小さく頷いた。
「もち協力する!!当たり前ぢゃん♪」
「ホント?ありがとぉ!!!」
玲は満面の笑みで私の手を握った。