Red Dragon
友・仲間
……ーー
ピンポーン!
「……ま…さ〜ん」
「…………」
ピンポーン
「…………」
「…………」
ピポピポピポピポピポピポピポピポピンポーン
只今の時刻は午前7時。
なんなんだ……朝から新手の嫌がらせか?
ドンドンドンドン!!
「オハヨ〜♪そーちょ〜開〜け〜て〜」
イヤガラセだ、違いない。
何を思って、さも近所にしれわたってしまえと言わんばかりに「総長」と大声で叫ぶのか………
しかたなく、私は玄関の鍵を開けるため重たい足を動かした。
ガチャ
「なんの用だ」
朝の私は低血圧で機嫌が悪い。
目の前には貴羅・律・維世の3人。
申し訳なさそうな維世をよそにあとの2人はずかずかと私の1人暮らしのアパートに入ってきた。
「わ〜本当になにもな〜い」