Red Dragon
「………はぁ」
「ため息つくと幸せが逃げちゃうよ〜」
「それさっき聞いた」
「お前ら俺の話し聞いてんのかよ」
「「聞いてま〜す」」
肩をすぼめて返事をする。
「はぁ〜……」
「ため息つくと幸せが逃げちゃいますよ〜」
呆れたようにため息をつくユキさんに貴羅が突っ込んだ。
「うるせぇ!それより『迅』の話だ!」
「「「「……?」」」」
そういえばそんな話だった気がする。
「迅がどぉしたんですか?」
「どこまで調べてる?」
皆が一斉に律の方を見る。