Red Dragon


「えっ!?俺?維世は………!?」


維世はというと、そっぽを向いて眼鏡をみがいていた。

できればユキさんには関わりたくないというのが本当のところだ。


「江南」

ユキさんが頬杖をついて律を見る。
手には新しいタバコ。


律はため息をついて私達を見た。

「……?」

「……お前ら先に帰ってろ」


「「?」」

貴羅と顔を見合わせる。


ガラッ……

維世が部屋から出ていく。
それに続いて私達も部屋を出た。




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