Red Dragon



「帰りました」

「あっ!維世お帰り〜」


あれから1時間程して維世が帰って来た。
維世の帰りを今か今かと部屋中を歩き回っていた律が真っ先に声をかける


「大丈夫だった!?」

「………何が?」

「何がって……」


いつも通りの維世に拍子抜けする律


「あぁ、迅の総長に会った」

「「「…………」」」


「あぁ、今日は先に帰りますね」


維世は鞄を手に取る。

普通にドアを開けると普通に何も言わずドアを閉めた。





「なんか……あっさりしてたね」

「…………あぁ」


維世のことだから上手くやったんだろう


「えっ!?あんなのでいいの!?2人共そんなんでいいの!?」


どうも納得のいかないらしい律が1人で叫んでいるが………無視だ


「まぁ、維世が大丈夫って言ってるんだから大丈夫なだろ」


「そぉだね……帰ろっか?」

「あぁ」




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