愛 玩
何回も『もう嫌だ。』を頭の中で繰り返す。


思考が一言でしか回らない。



その気持ちを吐き出し、いっそ終わるための一歩を進めようと、動き出そうとしても…必ず、邪魔が入る様になっていた。



お義母さんの用事、弟夫婦のお世話…。


揉めている時間すらなかった。
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